福島県、子供きもの着付けボランティアの報告
2013年1月30日(水)31日(木)の二日間に亘り、福島県南相馬青葉幼稚園に、
きもの・ヘアー・メイクのボランティアに出かけました。
きものは、京都・東京・丹後等関係者及び地元新聞社の協力で、七五三用きもの
約100点のご寄贈をいただきました。
女子のきもの・帯・小物一式、名前を書いて一人分づつセット。
男児きもの・袴・角帯・小物セット。
京都きものファッション協会「あざみ会」のメンバーと有志総勢42名の方々が
参加してくださいました。 北は北海道・東京・地元いわき市・千葉・大阪・
京都・広島と多方面から、まさしく「愛の結集」でありました。
着付け風景
東京近郊チームは30日(水)年少組の着付けをしてくれました。
年少組の女児は被布で、男児は羽織袴姿です。
「袴が邪魔なんだよなー」「何言ってんの、僕なんかほら、体操も
出来るんだよ」
年少組全員集合 「ハイポーズ」子供達はお澄まし、理事長さんや、
先生方の笑顔も最高でした。
写真や、ビデオのお兄さん達は、皆プロとして活躍している人
ばかり。「写真集・ビデオの出来上がりが楽しみだなー」
「パパやママ、お爺ちゃん、お婆ちゃん達、泣いて喜ぶだろうな」
年中さん、手作りで作ってもらったのは、残念ながら、女の子の
しかないの。 「大事にしてね」「ハアイ、とても可愛いです。」
年中組のお兄さん達、羽織・袴でお顔の締まってかっこいいですね。
年中組さん女の子、いい笑顔でした。
「チョット着崩れたかな、お直ししょうね」
ヘアー・メイクをまっている間、彼女の口から「なんか嬉しいみたい」
ワクワクして待っている心境が、思わず出た一言、実感こもっています。
バックシャンも見て下さい。
年長組のお姉さんたちが、「ありがとう・ありがとう・おきものありがとう」
と手話で踊ってくれました。
レトロ調のこのきものは、京都にお住まいの93歳の
お婆ちゃまが、「京都新聞を見ました、こんなんでもよろしおすか?」
と言ってご寄贈くださいました。可愛い年長のお友達がきてくれました。
お婆ちゃまありがとうございました。暖かい想いがしっかり伝わりましたよ。
「美人グループに僕も入れて。」年長組男児は、袴丈が短かったので、
残念でしたが、洋服で対応しました。
色々なゲームも用意されていたので、楽しく遊んでくれていました。
幸いに誰も苦しいと言ってくる子はいませんでした。
青葉幼稚園の園長先生と三宅会長とが、手を取り合い
感極まって、涙・涙・涙
園長先生は目の手術をされた翌日なのに、どうしても
子供たちの晴れ姿が見たいと、病院から出て来られました。
三宅会長が、、お遊戯や唄でもてなしてくれたことに対して、
返礼の言葉を述べました。
幼くして、想像を絶するほどの恐ろしい体験をした、この子供達が
明るく、のびのびとして、最高の笑顔で、しかもきもの姿で嬉しそうに
はしゃいでくれていたことは、ボランティアとは、される側より、する側が
癒されるということが、わかった貴重な体験でした。
100枚近くご寄贈いただきました皆様、ご参加のスタッフの皆様
有難うございました。