京都きものファッション協会Association of Kyoto kimono fashion

きもの・和装kimono

きもの(着物)や和装、着付けに関する情報を掲載しております。

きものの衣替え

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今年は例年より梅雨入りが早いようですね。

着物には衣替えがありますが、最近は専門家の間でも
色々言われていますが、正式なことを知って、崩してほしいものです。

明日6月1日~6月30日迄と9月1日~9月30日迄が単衣の着物
を着る時期です。
但し、花街(祇園・先斗町など)の世界では6月20日から単衣になります。
この世界は大変厳しくて、「守らへんと嫌味言われたり、笑われるのどっせ」
、早くても遅くても駄目です。

7月1日~8月31日までが、薄物(絽/紗)とかになります。
これは透けて見える着物で見た目も涼しげな素材です。

上記が正式ですが、単衣の時期が来る前から、暑い日があります。
こんな日は我慢して袷の着物でなくても、単衣の着物でいいのですよ。
最近は、生地も研究されて、単衣でも盛夏でも着られる着物がたくさん出ております。

私の個人的な意見ですが、夏は暑いから洗える着物や、長襦袢を合繊にされると
かえって、蒸し暑く汗をかきますし、とても暑いです。
その点、正絹(シルク)は夏涼しくて、冬暖かいという特性がありますから、
安くてもいいから正絹の着物をお勧めします。

下着や小物は少し早めに身につけることも忘れないでください。
着物や帯が夏物なのに、こものが冬物では、台無しですから気をつけて
下さい。
暑い時期こそ、「いと涼しげ」に装って下さい。

又、9月の終わり頃に結婚式があったりすると、単衣の訪問着や、留袖でなくても
袷の着物で結構です。