裃着つけ 7月17日 京都三大祭り祇園祭り
京都の三大祭りの中でも、多くの人で賑わい、活気のあるお祭が祇園祭りです。
祇園祭りは貞観11年(869年)京都に蔓延した疫病の災厄除去を祈って始まって
以来伝承されてきました。
応仁の乱の後現代のような祭りが再興したそうです。
7月1日の「切符入り」から始まり17日の鉾の巡行を中心に
約1ヶ月にわたり色々な行事が行なわれる。
京都ファッション協会の本部がある場所は新町通りの「放下鉾」の前にあるビルの
5階にあります。新町通りは鉾の帰ってくる通りで、目の前で殆どの鉾を見学する事ができます。
10日から鉾立てが始まります。
釘を一本も使用しないで、荒縄で伝統的な独特の縛りかたで組み立てられます。
17日の巡行に参加される「函谷鉾」の保存会の皆さんの裃は
毎年我々スタッフが担当させていただいてます。
伝統ある祇園祭りの裃の着つけをさせて頂けるのは、大変名誉
なことです。
。
京都の中心街を32基の鉾や、山が練り歩く様は「、歩く美術館」と言われる
ように、無形文化財のものなど、世界の織物・染物が前飾りや、見送りなど
に使用され、各鉾町の町衆が守っています。
我々ファッション協会が20数年テナントとして、お世話になっていた
「函谷鉾(かんこぼこ)」の前掛けは〈モンシャンミッシェル〉
ゴブラン織り前掛けベルギーのゴブラン織り
旧約聖書御世紀の〈イサクの嫁選び〉の場面を描いた前掛けで
16世紀の毛綴で重要文化財です。
辻回し
辻回しとは、通りの角で鉾の方向転換をするのに、青竹を水で濡らし
30人~40人鉾にお囃子の人が乗っている状態で、掛け声とともに
2~3度で回転させる、祇園祭り巡行の見どころの一つです。
2010年7月17日の祇園祭り山鉾巡行は、晴天に恵まれ無事終了しました。
裃の着付けをした、町衆のおえらさんも、汗だくでお疲れさんどした!